緊急時に交番から借りる方法

お金を借りる方法

交番/警察からお金を借りる方法「公衆接遇弁償費」を解説

出先で財布をなくした!
帰りの電車賃がない・・・

そんな時は近くに交番がないか探してみましょう。

実は交番(警察署)で千円までならお金を借りることができます
交渉次第では千円以上借りられることも。

公衆接遇弁償費こうしゅうせつぐうべんしょうひ」という制度なのですが、東京都・群馬県・大阪府・京都府・熊本県以外では制定されていないので気を付けてください。

※公衆接遇弁償費のない都道府県でも、好意でポケットマネーから貸してくれる可能性はあります。

Twitterで検索すると、交番でお金を借りたことがある人は意外と多いです。

公衆接遇弁償費は無利子かつ無期限で借りられますが、嘘をついたり、わざと返済を放置すると逮捕されるリスクもあります・・・。

このページでは交番(警察署)でお金を借りる方法の「公衆接遇弁償費」について解説します。

公衆接遇弁償費まとめ

今まさに困っている人もいるかもしれないので、先に内容をまとめます。

  • 公衆接遇弁償費があるのは東京都・群馬県・大阪府・京都府・熊本県
    ※無い場合でも好意で個人間の貸し借りをしてくれる可能性はある
  • 利用できるケースは
    「所持金の紛失で帰れない人への交通費」
    「行方不明者・病人・負傷者の保護に必要な費用」
    などの緊急時のみ
  • 借りれる金額は千円まで。
    千円以上借りる場合は時間がかかったり条件が厳しくなる
  • 無利子、担保なし、保証人なし、返済期限なし
  • 必ず借りられるわけではない
  • 借りるときは事情を説明し、借受願書を記入
  • 返済は原則借りた場所だが、遠い場合は最寄りの交番でもOK
    ※ただし都道府県をまたぐと難しい可能性あり
  • 任意で領収書の発行も可能

最寄りの交番を探すには下記のサイトが便利です。

また、App Store(Apple)では「近くの警察署」という無料アプリもありますよ。
iPhoneやiPadにインストールしておくと役に立つかもしれません。

ここからは上記の内容をより詳しく丁寧に解説していきます。

警察にお金を借りる前にできること

交番でお金を借りるのはあくまで最終手段です。
もしかすると他の方法でピンチを乗り切れるかもしれません。
下記の方法が検討できないか確認してみましょう。

  • Suica・ICOCA・おサイフケータイなど、電子マネーを持っていないか確認
  • ATMでお金をおろす
  • クレジットカードを使う(決済、キャッシング枠の利用)
  • 親・家族・親族・友達・知人など誰かに迎えに来てもらう
  • タクシーに自宅に着いてから支払いをできないか相談
  • 歩いて帰れる距離なら歩く
  • 交番で電話を借りる
  • 持っている腕時計などを質屋で担保にしてお金を借りる
  • 身分証明書が手元にあるなら消費者金融を申し込んで少額キャッシング

いきなり警察官にお金を借りようとしても、「先に他の方法がないか試してください」と言われてしまう可能性が高いです。

まずは冷静に他の手段を考えてみましょう。

公衆接遇弁償費とは? 利用条件など

公衆接遇弁償費はどんな制度?

公衆接遇弁償費とは、緊急時に警察から千円までお金を借りることができる制度です。
無担保・保証人不要・無利子・返済期限なしです。

公衆接遇弁償費はすべての都道府県で導入されているわけではありません。
地域の県警がそれぞれ個別に制定しています。

東京都・群馬県・大阪府・京都府・熊本県以外では制度がない

先述の通り、全国どこの交番でもお金を借りられるわけではありません。

47都道府県を総当たりで検索してみましたが、見つかったのは以下の都道府県だけでした。
※2020年4月時点

正確な情報を知りたい方は上記の情報をご覧ください。

上記以外でもネットに公開していないだけで、公衆接遇弁償費を制定している都道府県もあるかもしれません。

逆に過去に制定されていても廃止になるケースもあります。

また、善意で警察官個人のポケットマネーから貸してくれる可能性もあります。

東京・群馬・大阪・京都・熊本以外でも、困ったときはとりあえず交番に相談してみるといいでしょう。

ここでは警視庁(東京都)の公衆接遇弁償費をメインで解説します。

利用できるケース

公衆接遇弁償費はいつでも警察にお金を借りられるわけではありません。
あくまで緊急時で他に方法がないときに使える制度です。

近くに頼れる親族や知人がいたり、電子マネーが使えるなどの場合は使えません。

主に下記の緊急時に利用できます。

(1) 外出先で所持金を盗まれ、又は遺失した者に対する交通費
(2) 行方不明者等の保護にあたり、応急的な措置に要する経費
(3) 行路病人の保護又は交通事故等による負傷者の救護にあたり、一時的応急措置に要する経費
(4) その他公衆接遇の適正を期するため必要とする経費

出展元:公衆接遇弁償費事務取扱要綱の制定について

少し分かりにくいので、具体的にどのようなシチュエーションがあるか見てみましょう。

  • お金が盗まれたり財布を無くして帰宅できない時
  • 定期券などを忘れた時
  • 迷子・家出・認知症高齢者など、行方不明者の保護費用が必要になった時
  • 病人・交通事故・怪我など、緊急の負傷者を助ける費用
    ※救急車やは警察車両の到着を待てないくらい急ぎの場合
  • その他、警察官が必要だと判断した時

ほとんどの人は帰宅費用で借りると思いますが、いざという時のために行方不明者や負傷者の保護にも制度を利用できることを知っておくと安心ですね。

原則1,000円まで借りられる

公衆接遇弁償費で借りられる上限額は基本的に千円です。

千円以上借りる場合は、責任者に承認してもらう必要があります。

ただし、負傷者の保護など一刻の猶予もないケースは事後承認も可能です。

1 人に対する貸出額 1,000 円を超える場合は、事務担当者(不在の場合は補助者、夜間等で補助者が不在の場合は本署当番責任者(島部にあつては宿直責任者)又は当直責任者) に報告してその承認を受けること。ただし、急を要し事前に承認を求めることができない ときは、事後速やかに承認を受けること。

出展元:公衆接遇弁償費事務取扱要綱の制定について

千円以上を借りられるケースは滅多にないので、原則千円までと覚えておきましょう。

未成年でも大丈夫だが保護者に連絡がいく

公衆接遇弁償費は未成年でも利用できます。
定期券を落としてしまったときも安心ですね。

ただし、お金を借りる前に保護者へ連絡を取ることになるので気を付けてください。

必ず借りられるわけではない

先述の通り、公衆接遇弁償費は全国にある制度ではありません。
都道府県によっては制度がないため借りられない地域もあります。

また、公衆接遇弁償費を利用できるかは警察官の判断次第です。
制度を使うほどの緊急ではないと判断された場合は借りられません。

弁償費が尽きている可能性も

公衆接遇弁償費は毎年4月に各交番に配られます。
すでに弁償費を全額貸し出していた場合は制度を利用できません。

弁償費は、毎年年度はじめ( 4 月)に、総括主管者が別記様式第 1 の公衆接遇弁償費交付書により取扱主管者に一括交付する。

出展元:公衆接遇弁償費事務取扱要綱の制定について

公衆接遇弁償費を利用できる場所一覧

公衆接遇弁償費を使えるのは交番だけではありません。
制度を利用できる箇所をまとめました。

  • 交番・地区交番・駐在所・警察署
  • 企画課
  • 運転免許試験場
  • 鉄道警察隊 (鉄道警察隊分駐所および連絡所)
  • 地域安全センター
  • パトロールカー

巡回中のパトカーを呼び止めて借りることもできたりします。

鉄道警察隊は駅や改札の近くに設置されている鉄道公安室などに常駐しています。
鉄道警察隊の警察官は「鉄道警察隊」の腕章を身に着けていますよ。

例:福岡県の鉄道警察隊

交番でお金を借りる手順

公衆接遇弁償費の使い方

実際に公衆接遇弁償費を使うにはどういった手順を踏めばいいのか解説します。

公衆接遇弁償費を使える場所を探す

まずは冷静に、今とれる手段で何とかならないか考えましょう。
先述の「警察にお金を借りる前にできること」を参考にしてみてください。

次に交番など、公衆接遇弁償費を使える場所を探しましょう。

警察署を探すなら下記のサイトが便利です。

先述の「お金を借りられる場所 一覧」の通り、お金を借りれる場所は交番以外にもあります。

警察官に事情を説明 (必要なら遺失届など)

今どういった状況なのか、お金がなぜ必要なのか、交通費に何円かかるのかなど、警察官に事情説明をします。

ちなみに電話を借りられる可能性もあります。
連絡を取れれば対処できる状態なら、電話を貸してもらえないか交渉してみましょう。

財布を落とした場合は、一緒に遺失届なども出しましょう。
落とし物については警視庁のホームページをご覧ください。

借受願書を書く

公衆接遇弁償費を利用するには「公衆接遇弁償費借受願書兼借受書(略して借受願書)」を記入する必要があります。

借受願書に記入する内容

日付、住所、職業、電話番号、 氏名、生年月日、年齢、借受金額、借受理由、押印または指印
※ハンコを持っていない場合は、手の指先に朱肉をつける指印でOK

嘘の情報を書くと詐欺罪にあたる恐れもあるので、正確な情報を書きましょう。

借受願書を書いたら「公衆接遇弁償費返済書(略して返済書)」が交付されるので、しっかりと保管しておきましょう。
返済のときに使います。

返済方法|場所や領収書など

公衆接遇弁償費の返済方法

借受願書を書いた際、返済書をもらいます。
返済をしに行くときは返済書を持参しましょう。

一応返済書なしでも返済はできますが、手続きが複雑になるのでなるべく持って行ったほうがいいです。

基本的に借りた交番で返済します。
お礼も言えますし、できる限り借りた場所で返しましょう。

交番が遠い場合はどうすればいい?

旅行先や出張先で利用など、遠すぎて直接返済できないということもあるでしょう。

借りた交番に行けない場合、近くの交番・警察署・パトカーで返済することもできます

支出した弁償費の返済については、支出した警察署等又は交番等に返済させることを原則とするが、借受者の居住地が遠隔の場合等においては、その利便を考慮し、当庁管内の警察署等、交番等及び警ら用無線自動車に返済させることができる。

出展元:公衆接遇弁償費事務取扱要綱の制定について

だたし、都道府県が違うと返済できない可能性が高くなります
相談次第ですが、基本的に同じ都道府県内で返済しましょう。

領収書は任意で発行

公衆接遇弁償費は領収書を発行することもできます。
その旨を警察官に伝えましょう。

返済者が領収書の交付を求めた場合は、領収書を作成し交付すること。

出展元:公衆接遇弁償費事務取扱要綱の制定について

延滞したら逮捕? 悪用は厳禁

公衆接遇弁償費で逮捕されることも?

公衆接遇弁償費に返済期限はありませんが、借りたら速やかに返済しましょう
借りた次の日に返済しにいくのがベストです。

ちなみに公衆接遇弁償費を悪用して逮捕されたケースもあります
2012年9月に何度も制度を利用し返済していなかった人が逮捕されました。
他にも探せばいくつか逮捕のニュースがあります。

寸借詐欺(善意を利用し小額の現金を騙し取る詐欺)をすれば最悪逮捕されます。

返済率が低いと公衆接遇弁償費の制度が廃止される恐れもあるので、借りたらすぐに返済しましょう。

まとめ:緊急時は警察に相談!

今回は交番や警察署にお金を借りる方法の「公衆接遇弁償費」を解説しました。

財布を落とした、現金を盗まれてしまった、家に帰れない・・・そんな非常時に便利な制度です。
もしもの時のために知っておくと安心ですね。

一刻を要する緊急事態ではなければ、他のお金を借りる方法でピンチを脱出できるかもしれません。
お金を借りる方法は下記のページでまとめています。

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