知らずに使うと危険!?リボ払いの罠

お金を借りるコラム

キャッシングリボで損する前に!リボ払いの注意点と賢い利用方法

漠然と、キャッシングリボは怖い・・・ そう思っている方は多いと思います。
私もそうでした。

手を出したらもうだめなんじゃないか、恥ずかしい、人に言えない、よくわからないけど誰にも聞けない・・・
お金の不安と、複雑な仕組みへの不安。
どんどん不安は膨れますよね。

でも、ここでリボ払いの仕組みと注意点を知れば、お金に振り回されることなく賢く付き合えるようになります!

利用するかどうか決めるのはそれからでも遅くないです。
いま利用している方も、今からできることもありますよ。

キャッシングリボの基礎知識

キャッシングリボの「リボ」についてご説明します。
キャッシング自体については詳細をこちらに書いていますので、参考にしてください。

リボ払いというのは、お金を借りた際の返済方法のひとつです。
毎月定額を払って返済していくのですが、その定額には2つパターンがあります。
元利定額払いと元金定額払いです。

元利定額払い

元利定額払いの例

「元利定額払い」は「残高スライド方式」という言葉とも一緒に表記されていることが多いです。
借りたお金(=元金)の残高額のランクが定められていて、そのランクによって毎月の定額(=最低支払額)が変わります。

JCBカードでキャッシングした場合です。

元金残高 毎月の最低支払額
~18万円 5000円
19万円~60万円 1万円
61万円~120万円 2万円

※500万円まで段階的に増えていきます

元金定額払い

元金定額払いの例

「元金定額払い」は「定額方式」「固定方式」と表記されることもあります。

キャッシングの返済中に、さらにキャッシングをして元金が増えてしまっても毎月の支払額は変わりません。
毎月支払う額ははじめに設定した金額のまま一定です。

元金が増えても支払額は変わらないので、月々の負担は少なく済むのがメリットです。
注意点はその分支払期間が延びる=金利手数料が増えることです。

金利は元金にかかる

キャッシングリボの金利は、借りたときに決まる年率を、借りた日数分だけかける計算で出されます。

キャッシングリボの金利の計算式

金利=元金×年率÷365日×借りている日数

例えば10万円を年率18%でキャッシングリボする際の計算(毎月元金5,000円返済の場合)

  • 初回の金利
    100,000×18%÷365日×30日=1,479円
  • 2回目の金利
    95,000×18%÷365日×30日=1,405円
  • 3回目の金利
    90,000×18%÷365日×30日=1,331円

※元金が0円になるまで続きます。

元利定額払い(残高スライド方式)、元金定額払い(定額方式)、どちらの場合でも毎月金利は発生します。

毎月の支払額の内訳が、「毎月の支払額(=元金)+金利」もしくは「元金+金利=毎月の支払額」という2パターンあり、会社によって違うので注意。

あとリボの落とし穴

知らないと損をする!?あとリボの注意点など

キャッシングには「あとリボ」というサービスがあります。
会社によって呼び方がいろいろありますが、ここではあとリボと呼びますね。
クレジットカードのキャッシングに多いサービスです。

キャッシングをする際に返済を1回払いで選択しても、あとからリボ払いへ変更することができます。

リボにすることで返済にあてる出費を抑えられるので、1回払いで返済するつもりでキャッシングしたものの思ったよりも出費がかさんでしまった!
なんていうときに便利ですよね。

あとリボは申込み日が重要

あとリボにも注意点があります。
今回調べていてびっくりしました!
これを知らないと、金利を無駄に払うことになってしまいます。

ポイントはあとリボへ変更する申込み日です。

会社によって、この日までに申込みすればあとリボに変更できます、という締日が決められています。
締日までに申し込まないとあとリボにできない会社と、締日のあとでも支払日直前に申込みできる会社とがあるんです。

この、支払日直前でもあとリボの申込みができる会社が要注意なんです!

申込日次第で余分に金利がかかることも

クレジットカードで買い物をするのとは違い、キャッシングは1回払いでも手数料=金利がかかります。
そのため、あとリボの申込み日までの金利がまず、かかるんですね。

あとリボを申込むと、申し込んだ日にキャッシングリボで借入をしたものとして、その日からリボの金利がかかります。

あとリボの申込み締日までに申し込めば、1回払いの支払日とリボの支払日がいっしょになって、「あとリボ申込み日までの金利+あとリボの金利」というムダのない金利になります。

申込み締日を過ぎて申し込んでしまうと、あとリボの支払日スタートが1か月遅れて、1回払いの支払日にまず1回払いの分の利息(1か月分)を払います。
次の月の支払日にはあとリボ1か月分の金利が含まれます。

金利の差をシミュレーション

金利の計算をシミュレーションしてみました。(計算式は省略します)

モデルケース

  • 4/16に年率18%で10万円を全額1回払いでキャッシング
  • 支払日は翌々月の6/10
  • あとリボ申込み締日が毎月15日
  • 毎月の支払は「最低支払額5,000円+金利」

5/15にあとリボを申し込んだ場合

初回支払い(6/10)

4/17~5/15の金利(1回払い分)+5/16~6/10の金利(あとリボ分)=2,712円
5,000円+2,712円=7,712円支払い

2回目支払い(7/10)

6/11~7/10の金利(あとリボ分)= 1,405円
5,000円+1,405円=6,405円支払い

※この後も、毎月支払いが続きます

5/16にあとリボを申し込んだ場合(申込み締日を過ぎて申込)

初回支払い(6/10)

4/17~5/16の金利(1回払い分)=1,479円
5,000円+1,479円=6,479円支払い

2回目支払い(7/10)

5/17~7/10の金利(あとリボ分)=2,712円
5,000円+2,712円=7,712円支払い

3回目支払い(8/10)

7/11~8/10の金利(あとリボ分)=1,452円
5000円+1,452円=6,452円支払い

※この後も、毎月支払いが続きます。


6月と7月の利息を合算して比較してみましょう。
申込が間に合ったほうは 利息が4,117円 で、締切日を過ぎて申込したほうは 利息が4,191円 かかっています。

締日を過ぎてからあとリボを申し込んだ場合、損してしまいます!
あとリボを申し込むときは申し込み締切日に気を付けましょう。

リボ払いと分割払いの違い

リボ払いと分割払いを比較

リボ払いと分割払いは、月々返済していくという点では同じなので、何が違うのかわかりにくいという人もいると思います。

毎月の支払い額で決めるならリボ払い、支払回数で決めるなら分割払い、といったところでしょうか。
それぞれのメリット・デメリットは、こんな感じです!

リボ払い

金利のかかり方:元金の残高に、借りている日数分の利率をかける計算

メリット

  • 月々の支払額が抑えられる
  • 利用件数(額)が増えても、月の支払額は一定
  • 月によって支払額を自分で決められる

デメリット

  • 利用額が増えると支払期間が長くなる。終わりがわからない
  • 利用額が増えると最終的な支払金利が大きくなる

分割払い

金利のかかり方:支払回数を決め、それに応じた利率を元金にかける計算

メリット

  • 支払期間が定まっているため、出費の計画が立てやすい
  • 支払回数を少なくするほど利率も低く、総支払額を抑えられる
  • 2回までは手数料無料

デメリット

  • 少ない回数で完済しようとすると、月々の支払額が高くなる
  • 月によって返済額を変えられない
  • 利用件数ごとに分割するため、利用が重なると支払額が大きくなる

リボ払い以外の返済方法

キャッシングには、リボ払い以外にも返済方法がいくつかあります。

一回払い

初回支払日までに一括で返済する方法

メリット

  • 返済がすぐ終わる
  • 手数料(金利)を抑えられる

デメリット

  • まとまったお金が必要

繰り上げ返済

余裕のある時に、月々の最低支払額よりも多めに返済すること

メリット

  • 最低支払額で支払い続けるよりも、金利負担を最終的に抑えられる
  • 支払期間を短縮できる

デメリット

  • 手元の現金を残すか、返済にあてるか、冷静な判断が必要

一括返済

まとまったお金で、残高をすべて返済すること

メリット

  • 金利が返済するときまでになるので、金利負担の大幅な削減ができる
  • 信用情報が借入残高0にリセットされる

デメリット

  • まとまったお金が必要
  • 手元で貯金をしてまとまったお金を用意する場合、その間も借入残高には毎月金利がかかっている

こんな時にはリボ払い

リボ払いが向いている人、向いているケースを、わたし自身の経験を踏まえて考えてみました。

お金の管理が苦手な人

  • 月々の返済負担を少しでも軽くしたい人
  • 手元にもある程度の現金を残しておきたい人
  • 毎月のやりくりや計算が苦手な人

お金の管理が苦手な方は、リボ払いは会社によって毎月3,000円から支払額に設定できるので、キャッシングしたお金の返済と家計の両立がしやすく、家族に知られずに返済を続けることができます。

ただし今元金がいくら残っているのか、借入残高を月に一回は確認するようにしましょう。

臨時収入の見込みがある場合

いまはお金が足りなくてキャッシングしたとしても、ボーナスや児童手当など、近々まとまったお金が入るあてのある場合はリボ払いもありです。

ひとまず月々の返済負担が軽いリボを利用して、お金が入ってきたら一括で返済するということができますね。

おまけ・利用特典が欲しい人

クレジットカードのキャッシングで多いのですが、キャッシングリボを利用することでポイントバックやキャッシュバックなどのキャンペーンやプレゼントをもらえることがあります。

お得にリボ払い利用中の人の口コミを見てみましょう。

40代主婦

実家が北海道なので、キャッシングリボを利用してマイルを貯めています。マイルでチケットを買っていますが、マイルがなかったら夫婦2人で往復4~5万円かかるので、リボの手数料のほうが断然お得です!

手数料を少し負担するだけでポイントがかなりつくので、残高を1,000円ほどにして、ほぼ一括返済のような形にして利用しています。

お金が必要でキャッシングしているのではなく、ポイント目的で利用しているということですね。
一括返済できるお金の余裕と、自分で支払額の変更をしたりというマメさが必要です。

キャッシングリボは慎重に!

リボ払いはよく考えてから利用しましょう。

お金の管理が苦手な人に向いていると言いましたが、自分の財布感覚でキャッシングリボをどんどん利用し続けてしまうと、金利も支払期間もどんどん膨れ上がってしまってどうにも手に負えない状態になります。

あくまで一時しのぎの方法と心得ていてください。

特に定額方式のリボ払いは毎月の支払金額が変わらないので、いまどれだけ借入しているのかマヒしてしまう人もいます。

「気づけば借入金額がとんでもないことに!」
「毎月の支払いのほとんどが利息で元金が全然減っていなかった。返済が終わらない」

なんて口コミもあります。
くれぐれも気を付けましょう。

自分の管理に不安がある方は、元金がいくら残っているのかを定期的に確認することをおすすめします。

リボ払いを理解して賢く利用

リボ払いについて「なんとなく」こわいと思っていても、仕組みと注意点を理解してから利用すれば、分割払いよりも便利な場合があります。

また、いまキャッシングリボを利用している方は、少しでも月々の返済額を増やしていくことで返済期間も金利負担も軽くすることができます。

キャッシングリボを賢く利用して、お金に振り回されないようにしましょう!

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